10月18日
今回の件に関しては色々あるよ。新藤と佐藤編集長のやりとりはDDT公式ホームページの方に近々アップする。DDTとしての総意もそれに書いておくので
詳細はそちらの方を見てもらいたい。
以下は俺の個人的な私見だ。
佐藤編集長の「我々はそのすべてに十分な取材費、人員、ページ数、労力を割くことは物理的にできない」という部分は俺もそう思う。これだけ団体が増えれば非常に困難だと思う。ただ、だったら明確な編集方針をキチンとした場所で明らかにするべきではないのだろうか?少なくても本来DDTの試合リポートの部分で触れられるべきものではないと思う。巻頭記事や少なくても編集後記辺りで触れるのが
話の筋ではなかろうか?
ああいう形で読者に晒されたので昨日は俺はあえてアトムの客の前で市川記者に言わせてもらいました。
?「会場のキャパシティ〜(略)〜このキャパを基準にしていこうと思う」まあはっきり言っちゃえばディファのBパターンも知らない人間が興行の規模
云々を語るのはおかしいということだよ。説明しておくとディファ有明という会場は非常に便利な会場で各団体の興行形態に応じてキャパシティを変える
ことが出来る。Aパターンは大体1000人以上、Bパターンは500人〜600人以上。ジオポリスはディファのAとBのちょうど中間ぐらいだ。新藤がこの話を突っ込んだところ編集長はディファにそういったパターンがあることを知らなかった。最近の各団体の興行は多種多様だ。後楽園ホールだって北側全部をつぶして行っている団体もある。そういったものを全部いっしょくたにしてキャパシティだけで団体規模を語るのは非常に安易であり古い発想ではなかろうか?もちろんちゃんと埋めてる団体もあれば埋めてない団体もある。観客一人でも後楽園でやってりゃいいのか?武道館でやってればいいのか?ドームでやってればいいのか?そういうのが基準の中の一つなのか?しかもその基準すらも認識不足で曖昧であれば説得力は全然ない。あの記事には全く触れられてない部分だけどね。
?「現象面〜(略)〜取り上げていきたい」
船橋ららぽーとなんかでは確かに開幕の部分を取り上げてもらってる。ただ欲を言えば起承転結の結の部分だけは追ってもらいたかった。 この部分は今回の佐藤編集長とのやり取りの中ではもっとも正論だと思うし、俺はこれに関してはその通りだと思ってる。確かにここ最近のDDTはその辺が少ないよな、と新藤とも話はしていた。
?「メジャーとの交流。〜(略)〜本誌もそれなりの扱いをした」これは団体の方針とかもあるからなあ。かなり乱暴な意見だとは思うけど。なんかこの辺にメジャー>>インディーっていうのを感じるんだよなあ。
「わからない人間にもやさしく伝える、そういう配慮も必要だ」いやちゃんと映像とかスキットで分かりやすくやってないかな?一般層にも分かるプロレスを目指して俺たちはもう何年もやってきてるんだよ。これは正直認識不足だろう。
DDTは誌面上の印象だけでいえば〜(略)〜誌面上でみるしかないのだ」これは主観だと思う。IFを語るのもアレなんだけどページの枠がもう少しあればまた違った印象を与えるとは思うんだけどね。俺もニューススクランブルとかに載ってる団体のリポート記事とか見ると濃いなあって思うもん(笑)。
たとえばDDTのページが6ページとかあればその濃さも薄れるはず。
「レスラー関係者が訪ねて来た場合〜(略)〜こちらも正面から向き合った」この辺はお忙しい中ありがとうございますと言うしかない。
「ただ菓子折りは必要なかった〜(略)〜ケジメだけはシビアにつけていく」就任の挨拶に手ぶらで伺うのも失礼な話だと思う。菓子折り程度をワイロと
取るなんて新藤の訪問をそういうものとして見ていたということか?それを記事に書くことは対企業間としては大変礼儀を欠いたものだと思うのですがいかがなものか?
本来なら試合内容が良いもの、興行内容が良いものが取り上げられるべきではないのだろうか?
俺の理想の誌面構成はコロッセオみたいな構成だよ。あれは本当によく出来てる。各団体の特色とかよく出てるもん。
市川記者からたぶん報告は受けるであろうからそのリアクションを待つしかないね。DDT公式の方には今回の経緯とDDTの総意を書かせてもらうこともキチンと伝えたし。ジオが終われば俺も佐藤編集長と一対一でキチンと向かい合いたい。
これは俺個人の恨み節じゃないけど昨日は言わなかったことを書くよ。去年の11月青山学院大学学園祭にてゲスト出演することになってたのをドタキャン
したのはいくら何でも非常識だと思う。しかも連絡を入れてきたのはイベント開始直前。しかも主催者、DDTサイドには全く連絡が来ていない。あの後何度か会う機会があったがそのことについてはまったく触れられたことがない。ドタキャンしても交渉に当たった学生にはお詫びの一言もない。そのときの試合リポートにあった「近いうちにDDT見にいきます」といっておきながら一年立つが未だ会場に見に来たことはない。こういうことって結構後々まで引きずるもんだよな。まあこっちも大人だから会っても何も言わないけどね。他誌の編集長は去年の1月に行われたパーティーの酒の席で挨拶したとき「年内には必ず見に行くよ」と言ってくれ、そのことをキチンと覚えていて年末のジオポリス大会にちゃんと来てくれた。それだけのことなのだが人と人の付き合いにおいてこういう事は非常に大事なことだと思う。
俺たちにとって救いなのはあの記事および新藤が話してきたものの中に一昔前だったら必ず突っ込まれまくってたレスリング技量に関しては何にも言われてない。まあそんだけ、そこの部分については評価されてるって考えていいのかね(ポジティブ)

追記:
とりあえずHPにアップしたものは
http://www.ddtpro.com/info/1022.htm
を見てもらうとして
今思えば、佐藤さんはDDTを非常に高く評価していた人だったと思う。昔、佐藤さんが週刊プロレス編集長をやるまえに担当していた雑誌ケンファーでもDDTは特集を組まれていたことがある。佐藤さんが行ったお店にたまたま俺様のことを知っている子達がいて佐藤さんがその子達に誰かプロレスラー知ってる?って聞いたらその子達は当然、高木三四郎と答えたのだが佐藤さんからすればそれがとても衝撃的だったらしい。まあどう取ったかはわからないが若いシブヤ風な子達に人気があると思ってもらったのではなかろうか。実際その手の人種にはプロレスラーとしてでなくクラブイベントのプロデューサーとしてかなり名が知られていたのであながち間違いではなかったのだが。それが縁で雑誌ケンファーで特集されたわけなのだがその頃は関係がかなり良好だったと思う。この一件が元で最悪の関係になるのだが、たぶん佐藤さんからすれば言い方は変だけど誌面を通じてDDTとの間でキャッチボールができると思ったんだろうな。先に誌面で問題定義してそれに団体が食らいつく、そうして行われた大会をリポートしてDDTという団体を深くしってもらう。そういう意図があったように思える。でもそういう意図はDDTおよび俺様には伝わらなかった。これ以降HP上で反論そしてサムライで討論を行い泥沼と化すことになり後に「菓子折り事件」と呼ばれることになる。ちなみに菓子折りは新藤が渋谷の駅地下で買った2000円のクッキー詰め合わせだった。